歯科医院で見つけられる疾患は虫歯だけじゃない!

歯科医院を定期的に受診し、虫歯や歯周病の予防、早期発見につとめている人が増えてきています。
虫歯や歯周病は予防しておくのに越したことはありませんし、万一虫歯や歯周病が見つかっても早期発見早期治療であれば治療回数や治療にかかる費用も軽減されます。
精神的肉体的に負担のかかる治療を受けるようなこともなくなります。

しかし歯科医院での定期検診で見つかる病気は虫歯や歯周病だけではありません。
定期検診では歯や歯ぐきの状態だけではなく、口の中の粘膜全体のチェックや、レントゲンによる顎の骨のチェックも行われています。

口の中には様々な粘膜があります。
舌、歯肉、頬粘膜、唇、これらは全て粘膜で覆われている組織です。
そしてこれら粘膜は、胃や腸の粘膜と同様にがんが発生するリスクを抱えているのです。
また粘膜だけではなく、顎の骨の中にがんが発生することもあります。
これらの口の中にできたがんは口腔がんと総称されています。

口腔がんの主な症状は、潰瘍と、その周りのぐりぐりとした硬い腫瘤が挙げられます。
場合によっては盛り上がって、こぶのような腫瘤になることもあります。
潰瘍になった部分から出血することもありますし、ここに食べ物などが当たると強い痛みが出ることもあります。
進行してしまうと独特の強い悪臭を放つこともあります。

口腔がんの発生部位でもっとも多いのは舌や歯肉ですが、頬粘膜や舌の下の口腔底と言われる部位、またかなりまれですが唇に発生することもあります。
特に舌では側縁部と呼ばれる舌の左右のわきの部分にできることが多いと言われています。

がんである以上、リンパ節や他の臓器に転移することもありますし、死亡に至ることももちろんありえます。
他のがんと同様に早期発見早期治療がなにより大事なのは当然のことです。
進行したがんを手術する際に、大事な顔に傷がついてしまうことも珍しくありませんし、話す、噛む、飲み込む、呼吸などさまざまな口の機能に障害が残ってしまうこともよくあります。
見た目上に問題が残りやすく、機能障害も残りやすいという意味では、胃がんや大腸がんなど他のがんよりも早期発見早期治療が望ましいと言えるでしょう。

早期発見のため、特殊な光によるがんの検診を行っている歯科医院も増えています。
全くの無痛でなんの負担もなく検査でき、確実性も高いので安心して検査を受けることができます。

口腔がんによる死亡や機能障害などのリスク回避のためには、早期発見早期治療が何より重要なのです。
ぜひ歯科医院を定期的に受診し、虫歯や歯周病だけでなく、粘膜のチェック、口腔がんの検診も受けてください。